Webサイト専門プログラマの言いたい放題

元システムエンジニアがサイト制作とプログラミングについて好き放題しゃべります。

コーディングとプログラミングの違いとは?

コーディングとプログラミングの違いとは?

HTMLやPHPなどを使ってウェブページを作る作業は
コーディングと呼びますが、プログラミングとの
違いはあるのでしょうか?

個人的な意見ですが、コーディングはデザインを
形にすることを指し、プログラミングはその上で
必要となる部品を作ることを指すのだと思います。

例えば、こちらはネットショップのテンプレート
をカスタマイズしている事例ですが、基本的には
HTMLで書かれた中に、必要に応じてifやelse等の
条件分岐が入っています。

「この条件を満たす場合はこっちのHTMLを表示」
「満たさないときはあっちのHTMLを表示」

というように、動的なページを生成する仕組みを
可能にするために smarty というライブラリ特有
の構文を使っています。

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HTML以外の記法を用いることをプログラミングと
呼ぶのなら、ワードプレスのテンプレートに

<?php the_title();?>

と書いて、タイトルを埋め込むのもまた、
広い意味でプログラミングと呼べるのでしょう。

しかし、これはあくまで

「こう書けば、タイトルに置き換わる」

という、置き換えルールを使っただけのこと。

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こちらは同じネットショップの送料計算部分の
プログラムです。

HTMLに直接表示される部分ではなく、HTMLの裏で
データベースから直接データを取り出したり、
複雑な計算をしている部分になります。

こういうのをコーディングではなくプログラミング
と呼ぶべきなのではないかと思います。

先の例で言うと、

<?php the_title();?>

という「部品」をHTMLに埋め込む立場ではなくて、

<?php the_title();?>

という「部品」の中身を作る立場ということです。

コーディングする人はプログラミングは不要?

いえ、必要だと思います。

はっきりした理由があります。


今やコーディングは、HTMLだけ知っていれば実務で
通用する時代ではありません。

ネットショップやワードプレスなどの動的サイトは
PHP等のサーバーサイドプログラムを使いますし、
smarty等のライブラリの知識も必要です。

1枚もののランディングページ(LP)でも、
申し込みフォーム(CGI)とか、
カウントダウンタイマー(jQuery)とか、
ポップアップ表示(jQuery)とか、
何か動きをつけようと思うとHTMLだけでは無理です。

HTML以外のプログラム言語を使う必要があります。

しかし、目的通りの動きをさせようと思うと、
プログラムの文法だけを知っていてもダメなんです。

文法はあくまで手段にすぎません。

文法を「どのように組み合わせるのか」を思いつく
プログラム的な思考力が必要になるのです。

逆に言うと、

プログラミングを身に付けて、論理的思考力を磨けば、
HTMLのコーディングも今よりずっと効率的で効果的な
書き方ができるようになります。

プログラミングを学ぶ意義とは?

もし、ウェブで何かを表現することに関わる仕事を
しておられるなら、表現の可能性を広げるために
プログラミングのスキルが役立ちます。

当てはまる方は非常に多いと思います。

個人法人を問わず、ビジネスをしておられるなら、
インターネットを活用しない手はないでしょう。

「ネットでこんなことできないかな?」
「こんなツールがあったらいいのに・・・」

というアイデアをカタチにできる力を備えると、
ビジネスの可能性は大きく広がるでしょう。

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