【WordPressマンツーマンレッスン後記(4/4)】
本日４件目のレッスンが終了しました。
クリスマスが一番レッスンが立て込んでしまいました。
ミュージックステーションが最初から見れなかったのは
残念ですが、生徒さんが熱心なことは嬉しい限りです。
WordPressテーマ「Virtue」
Virtueは海外製のWordPressテーマです。
- ギャラリーページが標準搭載
- スライダー形式が選択可能
- レスポンシブデザインに対応
- 1カラム、2カラム、3カラム対応
- ソーシャルリンク付き
特別な機能は見当たりませんが、レスポンシブデザインに
対応したレイアウトの分割がショートコードで提供されている点は
使い勝手が良いと思います。
ただ、本当に使い勝手が良いと実感できるためには、
HTMLとCSSの対応関係や、それぞれの基本的な文法に関する理解が
どうしても必要になってきます。
スキルアップするほど便利に感じるテーマ
私がVirtueを推す一番の理由は、必要以上に「お膳立てされた独自機能」
が付いていないからです。
世の中に便利なものが登場すると、便利な側面だけをアピールして
あたかも魔法のように何でもできてしまうかのような錯覚を与える
情報が氾濫します。
「HTMLの知識ゼロでも～～～ができる！」
とか、
「ノンデザイナ―でも～～～ができる！」
という、労せずして目的が叶うかのような謳い文句です。
知識なくして手に入るのは、知識ある人たちが作ったツールやテーマが
提供してくれる便利機能を「そのまま」使って得られる結果だけです。
少しでもカスタマイズをしようと思うと、
必ず自分でHTMLやCSSを書くスキルが必要になります。
「この部分だけこうしたい」
「ここはもうちょっと右に動かしたい」
といった個別の事情を全てカバーできるほど、
「HTMLの知識ゼロでも～～～ができる」という素晴らしいツールは
都合よくできてはいないのです。
つまり、与えられるがままを享受するだけで満足できる人には
魔法のような魅力に映るんです。
本当に自分の個性やこだわりを活かしたサイトを作ろうと考える人には
幻想でしかないんです。
Virtueは、魔法のような機能を備えていませんが、
自分でカスタマイズできるようになるために何を知る必要があるかを
気付くキッカケを残してくれているテーマです。
業者に何十万も払ってサイトを作るのも悪いことではありませんが、
自分で手掛けたサイトだからこそ済み済みまでメンテナンスの手が
回せますし、中身がどうなっているのかを両手で包み込むように
温度を感じることができるのです。
業者に制作依頼して失敗する典型例
「ブログしか更新できない」
「サイドバーにバナーを追加したいけど依頼しないといけない」
「サブメニューを追加したいけど依頼しないといけない」
多いですよね。こういう結末。
業者さんの立場もわかります。
HTMLやCSSに詳しくない人がカスタマイズすると、
HTMLの構造を壊してしまったり、余白が不揃いになったり、
デザイン性が損なわれてしまうことが多いんです。
だから、テンプレートそのものに影響する箇所は触らせたくない
んですよね。気持ちはわかります。
けど、それでもいいから自分で更新したいという方は多いんです。
私は大いに自分で更新をやってみるべきだと思いますが、
業者さんに依頼するという結論に至った場合は、
思うように更新させてもらえないのは当たり前なんだという
謙虚さが必要だとも思います。
ホームページのHTMLやCSSは、ブログで好き勝手に書けるような
単純なものではないのです。
緻密な計算力、
ページ全体から細部までの階層構造を設計する力、
論理的な思考力、
1文字の間違いを見逃さない注意力、
自分で調べる検索力、
これらが求められる専門技術だと思います。
自分でカスタマイズをするということは、
その領域に一歩でも足を踏み入れるということなんです。
踏み入れるからには妥協も諦めもいりません。
どんどん進んでいきましょう。
プロでなくてもプロ以上のスキルを身に付ける方は大勢います。
だから、あなたにもできる。
できないとしたら、
学び方を誤っただけのこと。
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