【プログラミングで価値を投じる】
新年あけましておめでとうございます。
『使えば使うほど研ぎ澄まされ、
使わなければ錆び果てるもの』
それは技術・知識です。
だから、元日ではありますが通常通り、
WordPressカスタマイズの仕事をしています。
ITシステム会社で体験したこと
プログラマーは通常、いくつかのプログラム言語を
ケースバイケースで使い分けて仕事をするものです。
でも、仕事上の役割とか会社の事業内容によっては
何年も使わないプログラム言語も出てくるんです。
私は入社３年ぐらいまで、会社のプロジェクトで
C#（シーシャープ）をメインに使った開発と保守を
やっていたのですが、自宅ではずっとHTML・CSSを
触り続けていました。
会社では純粋なHTMLやCSSだけを使った仕事は無く、
システム的な部分はほとんどC#で行っていたので、
そのままだとHTMLやCSSのスキルが頭打ちになって
しまうと感じたからです。
プロジェクトでは、古いHTML（HTML4）やCSS（CSS2）
で構築されたシステムのメンテナンスをしていたため、
特定のブラウザだけしか動かなかったり、
非常に可読性が低く、人件費ばかり無駄にかかって
しまうシステム構造でした。
「このHTMLやCSSを抜本的に書き直して整理しないと
このシステムは保守費用がかかりすぎてユーザー
が離れて行ってしまうに違いない」
そう感じつつも、抜本的な書き直しは工数（コスト）
がかかるため、会社の理解は得られませんでした。
「会社の仕事で無理なら、せめて自分だけはHTMLを
磨き続けよう」
そう決心をしたのでした。
HTMLの需要は確かにあった
会社を離れてWordPress等のCMSに手を付け始めると、
嫌でもHTML5やCSS3の時流に乗らざるを得なくなり、
「やってて良かった」
と痛感しました。
古い技術・知識はいずれ流行が去って仕事で使う場面が
無くなっていきますが、新しい技術・知識をすんなりと
理解して自分のモノにするための学習というハードルを
限りなく低く下げてくれます。
過去の遺産になりつつあるHTML4やCSS2を徹底的に使い、
長所と短所を知り、できることとできないことを知った
おかげで、HTML5やCSS3を一から学ぶよりもかなり早く
身に付けられたのだと思います。
温故知新はWebプログラムだけに限らない
この事情はWebプログラム以外にも当てはまります。
私は就職前、HTMLと同等かそれ以上にC言語を使っていました。
・PC用のゲームプログラム
・Windowsアプリケーション
・MS-DOSアプリケーション
この経験は残念ながら会社では役立てる場面がなく、
自宅でもC言語のアプリケーション開発をするほどの
余裕はありませんでした。
しかし、会社のプロジェクトがJAVAに変わったとき、
JAVAの習得にC言語の知識・経験が大いに役立ちました。
・オブジェクト
・継承（インヘリタンス）
・多様性（ポリモーフィズム）
・カプセル化
・インスタンス
・ガベージコレクション
・デザインパターン
などといった一連の概念を、それほど苦労せずに
受け入れることができたのは、C言語をやっていた
おかげだと思います。
WordPressカスタマイズから学ぶこと
転じて、今メインで行っているWordPressカスタマイズは
単にWordPressやPHPの知識を磨くことが目的ではなく、
WordPressを含む動的サイト（CMS）全般に通じる普遍的な
仕組みや概念をしっかり学ぶことに繋がると思っています。
実際、WordPressをやり始めて3年目ぐらいからその効果は
体感できるほどになりました。
・カラーミー
・Yahooショッピング
・楽天市場
・ショップサーブ
・EC-CUBE
・OpenPNE
など、ネットショップをはじめとする様々なCMSに関する
案件に手を出せるようになったのは、WordPressでCMSの
仕組みを人に説明できるぐらいまで理解したからです。
そんな私が世の中に価値を投じるとしたら、
プログラマー＆システムエンジニアとして得た技術知識を、
必要とする人たちに伝授していくことだと確信しています。
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