Webサイト専門プログラマの言いたい放題

元システムエンジニアがサイト制作とプログラミングについて好き放題しゃべります。

【とあるWebデザイナーの致命的ミス】

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事件の概要

右肩上がりの成長を続けていた、とあるベンチャー企業が
製品のオンライン販売を促進するため、ネットショップの
構築をとあるWebデザイナーに依頼しました。

ところが、出来上がったショップに致命的な問題が。

  • IE9だとレイアウトがダダ崩れ。
  • ショッピングカートの部分が消える。
  • 画像に青いボーダーがついている。

などという、致命的すぎる不具合が起きたそうです。

誰も買わないですよね、、、
そんなショップからは。

というか、カートが消えてたらそもそも買えませんし(笑)

もし私が依頼する立場だったら、そんなWebデザイナーの名刺は
今すぐ破り捨ててしまいたいです。

HTMLタグが書ける=単語を知っているだけ

「HTMLタグの書き方を知っている」

という、断片的な知識だけで仕事を受けるからそういうことに
なったんじゃないだろうかと思わずにいられません。

本件、Webデザイナーさんご本人は気付いておらず、
クライアント様が第一発見者だというのですから・・・

確かに、jQueryプラグインを作ったり、PHPでプログラムを
組むことに比べれば、HTMLというマークアップ言語は文法的に
簡単なので、初めてWebの分野に手を出すデザイナーさんでも
馴染みやすいです。
 
しかし、大事なことを勘違いしてしまう方が多いのも事実です。

HTMLのタグはあくまでもただの記号であって、対応している
ブラウザやバージョンに制限があるのが普通なのだという
大前提を無視して、とにかく「こう書けばいい」という狭い
理解で全てをマスターしたかのように錯覚してしまうのです。

「確かこう書けばいいんだよな♪」
「ネットに乗ってたんだけどなぁ」
「コピペしたんだけどなぁ・・・」

そういうスタンスではダメだという良い実例だと思います。

ネットの情報に責任転嫁するなかれ

ネットの情報っていうのは、その記事を書いた本人のPC環境で
たまたま上手くいっただけです。あなたのPCや、あなたの
クライアント様のサーバー上でも同じように動くとは限りません。

それを、あたかも「これが正解」と鵜呑みにして動作確認を怠ると、
自分が気付く前にクライアント様に気付かれてしまうんです。

プロとしてWebデザイナーを名乗るからには、
納品後にクライアント様にミスを発見されるのは
『恥ずかしいことだ』
という意識を持たないといけないですね。

ネットの情報はあくまでも他人の事例であることを肝に銘じましょう。
自分が仕事でネットの情報を使うときは、

「なぜこの方法(書き方)だと解決するのだろうか?」

という疑問を持ち、

「なるほど、そういう理由だったのか。」

という納得を得てからにするのがベターです。

もし、どうしても納得できる理由が分からない場合は、
想定されるいくつかの環境で正しく動くことをチェックしてから
納品しましょう。

実務でミスをしたときに考えるべきこととは?

とは言うものの、多用なスキルを求められるWebデザイナー
には、得手不得手があって当然です。

誰もが最初からあらゆるリスクを予見できるわけはありません。

一度、実務で痛い失敗をしたなら、
「基礎ができていなかったんだ」
と真摯に現実を受け入れることです。

そして、今まで学んできたやり方でこの先も本当に大丈夫なのか、
冷静に考えてみることです。

実務では、失敗が許されません。
「できて当然」だからです。

当然のことに対してクライアント様は対価を支払うのですから。

それが「勉強」と「実務」の違いではないでしょうか。

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