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MovabletypeからWordpressへの移行方法

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MT(Movabletype)からWP(Wordpress)への移行について、
お世話になっている知り合いから相談をいただきました。


年末までに数百ページもあるブログとホームページを
MTからWPへ移行しなければならないというのです。


ブログはMTからページのデータをダウンロード(Export)
してWPへアップロード(Import)する方法で解決しましたが、
問題はホームページです。


WPで言うと「固定ページ」に相当するページです。


WPのImportツールだと、全てブログページとして
取込みされてしまう可能性が危惧されます。


WPの固定ページと投稿ページは、データベース構造的に
ほとんど同じですが、固定ページにはカテゴリーという
概念が無い点が異なります。


従って、WPのImportツールで固定ページとして外部の
データを取り込むことはできないのではないかと。


実際やってみたわけではありませんが、Importツール
MTのデータ構造をきちんと解読して固定ページをブログ
としてではなく固定ページとして取り込むように出来て
いるかどうか、担保が無いわけですから、安全策を取る
のが賢明だと考えました。

最終的に採用した方針は?

かと言って、MTとWPを両方開いて1ページずつタイトルと
本文を手作業で転記するのは非効率です。


ページ数が多いので。


そこで私が提案した方法は次の通りです。


1.まずは単純にMTの固定ページをExportしてWPへImportする。

→WPの「投稿ページ」に入るはず。

2.WPの投稿ページから固定ページへタイトルと本文をコピペする。

→WPの中での作業だから移行元が何だろうともはや無関係。

3.作業が済んで確認も終わったら投稿ページを削除する。


この方法なら、1の動作は担保されていますし、
2も3もWPの基本的な操作ですから、
不具合が混入するリスクは最小限に抑えられるはずです。


ページ数が多くても、WPの基本操作さえできれば、
MTのことに詳しくない人でも移行作業ができます。


作業期間とリスクを考えた結果そうなったのですが、
データの整合性や合理性ということを考えると、
自然にそういう結論に行き着くんですよね。


私は特にMTに詳しいわけでもなく、
移行作業を専門にしているわけでもありませんが、


プログラミングと同じように、
「スタート」から「ゴール」に向かって手順を論理的に
積み上げて道筋を作り出すことは得意なので、
お話を聞きながら頭の中で手順を考えていました。


if (もしこの方法を採用したら) then
 こうなってしまう
else (でもこの方法だったら)
 うまくいく
end if


このように、現実世界の問題を解決するときにも、
プログラミング的な論理的思考は役に立つのです。



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