Webサイト専門プログラマの言いたい放題

元システムエンジニアがサイト制作とプログラミングについて好き放題しゃべります。

【見えないものにお金を払う価値はあるか?】

ホームページ関係のやり取りで、
ときどき問題になるのが打ち合せ。
 
これは会社や人によって考え方が
違うのかも知れませんが、
私は次のように考えます。
 

(1)発注する可能性がある場合

 
ホームページは制作に入る前に決めて
おかないといけないことが多々あります。
発注する前提で打ち合せを重ねる必要が
あるのなら、企画・ディレクション費用
として、交通費や拘束時間に応じた
人件費を見積りに含めても良い。
 
これは際限なく打ち合せを求めてくる
顧客から、仕事に使えるはずの時間を
タダで奪われる金銭的なリスクを回避
するための健全な自衛手段であるだけ
でなく、発注者にもメリットがある。
 
お金を払って打ち合せに臨むのだから
発注側も真剣になる。
 
事前に資料を用意したり、
代替案を考えたりして、
結果的に打ち合せの期間が短縮され、
満足のいくホームページになる。

 
まさに「時は金なり」だ。
 
工期の短縮や成果物の品質アップを、
企画・ディレクション費用などという
一見関係ないように思える費目として
購入したのと同じ。
 

(2)発注する可能性がない場合

 
他所に頼むつもりだが、もし費用的に
もっと安くしてもらえそうなら
乗り換えたいという場合。
 
常識があり、賢く健全な消費者だと思う。
しかし、打ち合せを受ける側は何の
メリットも得られない可能性があり、
どこかで線引きをしないと時間だけ
失うことになり兼ねない。
 
余裕があれば無制限で対応すれば
良いし、忙しければ断っても良い。
 
「時は金なり」という言葉がある。
 
自分の時間を奪われるのが嫌なら、
相手の時間を奪うことも同じ。

 
自分の時間と相手の時間が同じだ
とは限らないし、時期によっては
タダ同然のときもあれば、料金を
設定せざるを得ないときもある。