Webサイト専門プログラマの言いたい放題

元システムエンジニアがサイト制作とプログラミングについて好き放題しゃべります。

【Excelマクロだってシステムなんだ】

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クラウドワークスとかの相場ヒドイですね。

APIとかバリバリ使ったExcelマクロのツール開発が5~10万って。
 
たぶん、一般の人の感覚ってこう。
 
「マクロ?ああ、エクセルのこと?」

「エクセルの数式とか機能を使った
 ツールを作るってことでしょ?」
 
つ・ま・り、
 
ベースが見慣れたエクセルだからって
 
「マクロ=数式に毛が生えた程度」
 
という大きな勘違いをされている。
 
 
違いますからね。
 
エクセル開いて「Alt+F11」を押して下さい。
コードエディタが開きます。
 
使う言語はVBA
昔からあるVB(ビジュアルベーシック)の縮小版みたいな言語です。
 
縮小版だからとバカにしてはいけません。
 
やろうと思えば、WindowsのコアなAPIを呼び出すこともできるし、
AmazonなどのAPIを使ってウェブのデータを自動操作することもできる。

エクセルのマクロでマリオだって作れちゃうんです。

▼結構有名なんですよ、これ。www.youtube.com

つまり、舞台が見慣れたエクセルだからといっても、
ツールの機能要件次第では立派な『システム開発』なんですよ。
 
IT企業のプログラマー1人が開発に1ヶ月拘束されたらいくらかかるか?
 
5~10万なワケがないですよね (^^;
 
この動画のマリオなんて、どれだけ手間暇かかってることか。
 
素人さんには作れないですよ。
 
作り方教えて下さいって言われても、概念がわかってなければ
理解できないことばかりでしょうから。

九九を覚える前の小学生に、微分積分を教えてやって下さいと
言われても無理ですよね?それと同じかと。

もちろん機能が少ない場合とか、作業見積をした結果
本当に低くなるツールもあるのでしょうけれど、
忘れてはいけません。

「往々にして、私たちはツールやアプリというブラックボックス
 に対して、相場以上の価値を期待するのです。」

クラウドワークスとかの開発案件やサイト制作に応募しようという方は
くれぐれもご注意くださいね。

絶対に報酬以上の要望が出ますから。

 
そこのところの常識を持ち合せた人に技術を使いたいと、私は思うワケです。