Webサイト専門プログラマの言いたい放題

元システムエンジニアがサイト制作とプログラミングについて好き放題しゃべります。

【伝えない希望は叶わない】

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たとえ仕事を依頼する相手のほうが
その分野のことに詳しくても、
 
「こうして欲しい」
 
を具体的に伝えることができなければ、
期待通りのモノは出来上がってこない。
 
なぜなら、
 
作る側は、提供された情報で作るから。
 
言われてもいないことを、
想像で作ったり、
 
良かれと思って余計な機能を
付けたりすると、
 
「ちょっとイメージと違うんですが・・」
「あの、これは要らないんですが・・・」
 
ということになる。
 
10を作っても、1しか要らなかった
なんてことになるのは徒労だと思う。
 
もちろん、
 
依頼主も制作側も人間だし、
他人同士なのだから、
心の中まで見通せるわけではない。
 
だからこそ、
 
「伝えようと思ったことだけ
 伝えとけばいいか」
 
じゃなくて、
 
「誤解があるといけないから、
 これも伝えておこう」
 
という慎重な姿勢が大事だと思う。
 
作る側の解釈やセンスに任せるのなら、
やり直しなんて起こらないはずだけど、
 
実際はそうではない。
 
思った通りにならないことが多いから、
思った通りに近づけて欲しくて、
後から追加情報を伝えることになる。
 
モノ作りを依頼するということは、
依頼主も制作に大きく関わっている。
 
依頼時の情報が足りなければ、
制作物も期待と遠いものになるし、
 
情報が十分足りていれば、
より期待に近いものが出来上がる。
 
 
 
難しいことだと思いますが、
制作の専門家として常々感じます。
 
「良いモノを作りたい」
「良いモノにしたい」
「良いモノが欲しい」
 
という思いが熱い人ほど、
 
依頼内容が具体的で、
提供いただく情報も緻密で
よくまとまっています。